こんにちは、otemoto です。
お金の基礎知識が身に付く資格、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験概要や学習方法を試験結果と一緒にまとめてみました。
試験概要
FP試験は「日本FP協会」と「金財」という2つの機関で実施されています。お金の基礎知識を身につけて自分の生活に役立てるという目的であれば日本FP協会の試験でよいと思います。
試験範囲
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
試験科目
学科試験(90分)
出題形式:◯X式30問、3択式30問の計60問
合格基準:60点満点で36点以上
実技試験(60分)
出題形式:3択式20問
合格基準:100点満点で60点以上
試験日程と会場
ファイナンシャルプランナー(FP)3級は2024年1月以降、マークシート方式からCBT(Computer-Based Testing)方式に完全移行しています。
CBT方式とは、全国に約300ヶ所ある「テストセンター」でパソコンを使用して受検する形式です。日時や会場は自由に選択できます。
受検料
学科試験:4,000円
実技試験:4,000円
合計8,000円。資格取得というよりあくまで理解度チェックのために受検する私にとっては、絶対合格せねば!と身が引き締まる価格です。
CBT方式の試験について
メモ用の紙とペンは貸出してもらえますが、解答はすべてパソコン入力になります。とはいえマウスでクリックしていくだけなので、パソコンに不安のある方でも大丈夫だと思います。私は毎日パソコンを使う仕事をしているので、この方式に抵抗はありませんでした。CBT体験模試付きの参考書を購入すれば、事前に練習可能です。
CBT方式でよかった点は、試験終了と同時に結果がわかること。ペーパー試験って合否がわかるのはだいたい1ヶ月後ですがCBTの場合、その場で採点され、結果を持ち帰ることができます。合否は明記されませんが、得点を見ることで実質、合否がわかります。
学習期間と勉強方法
私の場合、FP3級を受検するぞ!と決めてからの勉強期間は3ヶ月でした。ただそれまでに新NISAを始めるにあたり、2〜3ヶ月ゆるっと資産運用について勉強していました。金融資産分野については少し知識を持った状態での3ヶ月です。
教材
- ほんださん/東大式FPチャンネル「FP3級爆速講義」(YouTube)
- FP3級合格のトリセツ速習テキスト(書籍)
- FPキャンプ3級コース(オンライン講座)
- FP3級合格のトリセツ速習問題集(書籍)
平日5日はフルタイム+残業…からの最低限の家事。土日は平日にできなかった家事や子供の用事に買い出し、趣味の刺し子もしたい!そんな忙しい私の学習方法は「耳」を使った学習が中心でした。
まず、YouTubeで ほんださん/東大式FPチャンネル「FP3級爆速講義」の42本の動画を通勤、家事、スキマ時間にワイヤレスイヤホンでひたすら聞き流しました。軽快な口調のほんださんの解説は暗記ではなく「理解する」ことを重視していてとてもわかりやすい。
動画の解説だけではよくわからない部分は、ほんださんの動画に連動したテキスト「FP3級合格のトリセツ速習テキスト」で確認。
リンク
試験1ヶ月前に有料オンライン講座 FPキャンプ3級コース(1ヶ月990円)を受講。これはほんださんのYouTube「爆速講義」と同じ内容ですが、広告なしでの視聴やバックグラウンド再生が可能。それに加えて実技試験の解説動画や一問一答練習があり、CBT模擬試験も受けられます。
試験3週間前 から週末や平日夜に「FP3級合格のトリセツ速習問題集」を繰り返し解き、実際に自宅のパソコンで満点をとれるまでCBT模試を体験しました。
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トータルでかかった教材費は4,190円(書籍2冊3,200円+オンライン講座990円)でした。あまり費用をかけたくないなら、ひたすらYouTubeを聴いて直前1ヶ月だけ990円のオンライン講座を受講するだけでもよいかもしれませんね。
そして迎えた試験当日。私の結果は以下のとおりでした。
学科試験 51点(60点満点、合格基準36点)
実技試験 95点(100点満点、合格基準60点)
学科試験は9割以上(54点以上)とれた体感があったのに実際は9問も間違えていました。。
受検料と教材費合わせて約13,000円。決して安いとはいえないけど、あまりリーズナブルだと私は必死になれなかったかもしれませんね。それでもかかった費用以上に勉強してよかったと実感できています。
長尺になりましたが、今回の記事がFP3級試験に興味のある方の参考になれば幸いです。